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イタリアの2大名醸地
フランスに、ボルドー、ブルゴーニュという2大名醸地があるように、イタリアにも世界に誇る2大名醸地があります。
ひとつは北イタリアはアルプスのふもと、ピエモンテ州、
もう一つが中部イタリア、フィレンツェを州都とするトスカーナ州です。
ピエモンテ州は、その山岳性の冷涼な気候から、ネッビオーロ種から造られるしっかりとした渋み、酸味をもつ力強
い赤ワイン、バローロ、バルバレスコや、青リンゴのようなさわやかな香りが持ち味の、イタリアの辛口白ワインの代
名詞、ガヴィなどを生み出しています。
トスカーナ州は、イタリアでもっともポピュラーな品種・サンジョヴェーゼの名醸地で、世界で最も有名な銘柄のひと
つキャンティや、ワインの女王=ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが造られています。また、1970年代ごろから、ボル
ゲリ地方ではフランスのカベルネ・ソーヴィニョンという、主にボルドーの品種を使って仕立てられるワインがつくられ
るようになり、新たなトスカーナの名醸地として、世界に名を知られるようになっています。
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