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ジャコモ・タキス -Giacomo Tachis-

ピエモンテ州生まれ。
60年代より、30年以上ににわたって、トスカーナの名門、アンティノーリ社の醸造責任者を務め、
サッシカイア、ティニャネッロ、ソライアなどを生み出し、世界にイタリアワインの力を知らしめた。
これらのワインをきっかけに、量より質を重視する動きがイタリアワイン全体に高まり、
今の隆盛があるといっても決して言い過ぎではない。

氏はアンティノーリ社の醸造責任者の地位を退いた後も、
コンサルタントとしてこれらのワインづくりに関わっている。

「イタリアの空と太陽が好きだ。」と語る氏は、トスカーナより北には行かないとの逸話もある。
現在は、イタリア各地、とりわけサルデーニャや、シチリアなどの島のワインに可能性を見出し、
多くのワイナリーでコンサルタントとして活躍する傍ら、
ピサ大学で醸造学の教鞭をとり、後進の育成にも力を入れている。

《ワイン造りの特徴》
「ワインは木樽の中で熟成するが、その熟成が終わったらなるべく早くボトルに詰める必要がある。
樽熟成が長すぎるとワインが疲れてしまう。」と主張し、
イタリアの伝統的な大樽での長期熟成(長いものでは5年以上)よりも、
フランスのボルドーにならった小樽での短期の熟成(上級ワインでも1〜2年程度)を好む。
外来品種の使用にも積極的で、特にカベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラーといった品種を得意とし、
外来品種のみでも、地場品種とのブレンドでも、バランスのとれた魅力的なワインを造っている。

《手がけている著名ワイン》
サッシカイア(テヌータ・サン・グイド)
ティニャネッロ(アンティノーリ)
ソライア(アンティノーリ)
ソレンゴ(アルジャーノ)
カマルティーナ(クエルチャベッラ)

ジュリオ・ガンベッリ -Giulio Gambelli-

トスカーナ州生まれ。
2007年現在、82歳。
イタリアワイン界の生ける伝説。

「ワインは口蓋で造る。」と豪語し、
テクノロジーに頼ることなく、その天才的なテイスティング能力と豊富な経験で
ワインの状態を、機械では解き明かせないレベルで把握し、コンサルティングをおこなう。

バローロ・ボーイズを世に出したマルク・デ・グラツィア氏も、真に偉大な醸造家として名前を挙げている。
ある時、グラツィア氏が、青っぽさと乾いたタンニンが気になるアレッツォ産サンジョヴェーゼのサンプルを、
ガンベッリ氏にブラインドで試飲してもらったところ、
「アレッツォのサンジョヴェーゼの特徴だね。大丈夫、半年もすれば消えるよ。」と言われ、
本当にそのとおりになった、ということである。

他にもそのすぐれた能力を示すエピソードには事欠かない。

現在手掛けているのは、トスカーナ州にある4つのワイナリーのみ。
量より質の流れの中、先進国フランスの品種を使うワイナリーも多い中で、
自分たちの土地で大事にされてきた品種=サンジョヴェーゼを用い、
細心の注意を払ってワイン造りを行っているワイナリーばかりである。

《ワイン造りの特徴》
伝統的な大樽での長期熟成により、
サンジョヴェーゼ種のもつエレガンスを引き出すことにかけては右にでるものはない。

《手がけている著名ワイン》
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(カーゼ・バッセ)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(ポッジョ・ディ・ソット)
レ・ペルゴレ・トルテ(モンテヴェルティーネ)






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