バローロ-Barolo-
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ピエモンテ州を代表する赤ワインで、最も早く1980年にDOCGに認定された銘柄の一つ。
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ネッビオーロ種100%で造られる、渋味・酸味ともに豊富な、長命な赤ワインです。
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最低2年以上の樽での熟成を含め、3年以上の熟成を義務付けられています。
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また、リゼルヴァを名乗るためには、5年以上の熟成が必要です。
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19世紀、当時この地方を支配していたサルデーニャ王国の国王、カルロ・アルベルトに愛飲され、
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その後もイタリアを代表する赤ワインとして名を馳せています。
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80年代、マルク・デ・グラツィア氏の指導のもと、小さな樽を使い、短い熟成を行うタイプが登場しました。
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伝統的な大樽による長期熟成に比べ、活き活きとした果実味が残る味わいで、
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バルバレスコ-Barbaresco-
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バローロ同様、ネッビオーロ100%で造られ、産地も近いです。
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力強く男性的といわれるバローロに比べ、繊細で女性的といわれます。
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最低1年以上の樽での熟成を含め、2年以上の熟成を義務付けられています。
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また、リゼルヴァを名乗るためには、4年以上の熟成が必要です。
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「バローロの弟」といわれるように、長くバローロの陰に隠れていた産地ですが、
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もともとバルバレスコの銘醸元として知られていたガヤの4代目当主、アンジェロ・ガヤによって、
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アンジェロ・ガヤは、イタリア国内の他の産地、他の生産者に先駆けて、
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'60年代から、ワインの先進国・フランスの近代的な手法を取り入れ、
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単一畑のワインの生産、バリックでの熟成などを行いました。
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ガヤが世界でも最高のワインの造り手のひとつとして知られるようになると同時に、
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バルバレスコの名も、イタリアワインの名醸地として世界に知られるようになりました。
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アンジェロ・ガヤのバルバレスコは、今もイタリアワインの最高峰として、不動の地位を確立しています。
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今日の、"量より質へ"という、イタリアにおけるワイン造りの大きな流れの中で、
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その先駆者として、重要な役割を果たした生産者です。
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ガヴィ-Gavi-
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イタリアを代表する白のDOCG銘柄。コルテーゼ100%。
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ピエモンテの冷涼な気候を反映し、繊細で調和のとれた、さわやかな辛口の白ワインです。
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古くから、地元だけではなく、ピエモンテ州の南、リグーリア州のアドリア海沿岸地域でも、
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海産物とともに親しまれてきたという歴史があります。
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